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インタビュー:映画『作戦』イ・ホジェ監督「パク・ヨンハは深みがある俳優」

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パク・ヨンハ主演で、韓国初の「株」をテーマにした映画として好評を博した『作戦 The Scam』。イ・ホジェ監督はこの作品が長編デビュー作だが、斬新なスタイルが高く評価され、韓国のアカデミー賞といわれる2009年度第46回大鐘賞で新人監督賞を受賞。そんな期待の新人イ・ホジェ監督に話を聞いた。


―「株」をテーマにした映画を作ろうと思った理由は何でしょうか。


 「自分は株についてはよく知らなかったのですが、その業界で働いている知人がいて、仕手戦のことを聞き、おもしろいと思いました。『人間の欲』というものに関心があったんです」


―このテーマは難しく、興行的にはどうだろうか、といった不安はありませんでしたか。


 「このテーマが大衆的ではない、とは思いません。お金を儲けたいという普通の人が考える欲望に対する手段の一つとして、そういう人間の感情に従っていけばいいと思いました。それに、最近は投資で稼ぎたい人が増え、ある種ブームにもなっており、興行的にも不安はありませんでした」


―この作品を手掛けるにあたり、何かインスパイアされた、参考になった海外の作品などはあったのでしょうか。


 「米映画の『ウォール街』(87)、『マネーゲーム』(2000)などは参考になりました。また、マネーゲームではないのですが、『ラウンダーズ』(98)というポーカーの世界で勝負に出るという映画にもヒントを得た部分があります」

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―パク・ヨンハさんを主演のカン・ヒョンス役に起用した決め手は何だったのでしょうか。


 「彼は、幅広い、深みのある人間だと思いました。これまでの作品では、彼の強い面とかまじめなところとか、彼の持っているもののごく一部しか描かれていなかったと思います。そして、彼のいたずらっぽい部分や弱い部分なども見せられればと思ったのです。彼自身も、そういう部分に渇きを感じていたので、お互いの思いが合致しました」


―実際に仕事を終えてみて、どうでしたか。


 「とても満足しています。現場の雰囲気をリードしてくれる人でもありました。演技でも、強い、弱いだけでなく、その細かいディテールを作り出していける俳優でした」


―パク・ヨンハさんの意外な点を発見した、というようなことはありましたか。


 「ご飯を食べないこと(笑)。いつもカメラを持ち歩いて、スタッフたちなどの写真をたくさん撮っていました。そして最後にアルバムにして、一人一人にメッセージを添えてそれをくれました。本当に心の温かい人だと思いました」


―パク・ヒスンさん(ファン・ジョング役)も素晴らしかったですが、彼の起用はどのように決められましたか。


 「『セブンデイズ』の演技が印象的で、一緒に仕事がしたかったんです。しかし、暴力団のボスの役、ということで最初はやりたくないと難色を示しました。しかし、ファン・ジョングという人物は、『別の自分になりたい』という二面性を持った役であることを説明し、説得しました(笑)」

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―キム・ムヨルさん(チョ・ミニョン役)もとてもいい味を出していると思いますが、彼の演技はどうでしたか。


 「彼はミュージカルの俳優として大変人気も実力もある人ですが、映画は初めてでした。しかし、非常に能力のある人です。舞台と映像の違いをしっかり理解し、あんなににくたらしい男になってくれました。本当はすごくいい人なんですけどね(笑)」


―イ監督は、自分の思うように俳優に動いてもらうタイプですか。それとも俳優の意見を尊重するタイプですか。


 「自分には、制作過程において、思い描いていたイメージがしっかりあったので、その方向に持っていこうとして、自分の思うように俳優に動いてもらおうとしていました。でも、自分のプランの演技と、俳優が思う演技、2通りをやってもらうと、俳優が考えた演技の方がよいこともありました。映画は共同作業。俳優がキャラを作り上げていく部分も大きく、その考えを取り入れることも必要だと感じました」


―次回作の予定は。


「現在シナリオ作業中です。詳細は明かせませんが、新しい視点のSFものです。『作戦』とは素材は違いますが、自分の興味の向くところには共通点があります。今年中には撮影に入れると思います」


 パク・ヨンハが映画初主演を務め、パク・ヒスン、キム・ミンジョン、キム・ムヨルら出演の『作戦 The Scam』(配給:エスピーオー)は1月16日より東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋ほかにて上映中だ。


東京=野崎友子通信員

朝鮮日報
2010.01.30 Sat l 映画「作戦」 l top ▲
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