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「作戦」イ・ホジェ監督 株取引で描く韓国経済の今

現在、テレビで世界一の販売量を誇るのは韓国のサムスン、2位はLG。かつてナンバーワンを誇った日本のソニーは3位に転落し、その差を広げられている。公開中の映画「作戦」は、そんな経済発展の勢いが止まらない韓国で初めて作られた株をテーマにした経済ドラマだ。米国で映像を学び、デビューしたイ・ホジェ監督は「好景気の中、韓国では大勢の普通の人々が財テクに走ったが、リーマンショックで大打撃を受けた。その反省を込めたかった」と語っている。(戸津井康之)

 映画は、独学で株を学んだヒョンス(パク・ヨンハ)が、暴力団上がりの投資会社代表が仕掛ける仕手戦に巻き込まれる-という内容。株の投機熱が高まる韓国で昨年公開され、ヒット作となった。

 イ監督は株を描くため、経済を徹底して調べ、1年半を費やして脚本を仕上げた。知人の株式ブローカーに株の基礎を学び、仕手戦に関わったトレーダーにも会い、話を聞いた。「トレーダーは表面上は堂々としていたがオフィスは机と電話だけ。いつでも逃げられそうな怪しげな雰囲気で、まるで犯罪者のように感じました」と話す。

映画界に入ったのは30代に入ってから。大学卒業後、広告会社に就職するが、映像を学ぼうと米国の映像学校に4年間留学した。「一般になじみのない株をテーマにした映画だけに、製作費を抑えつつ登場人物を増やし、エンターテインメント色の強い犯罪映画にする必要がありました」。冷静に分析し映画製作できる能力は広告マンとしての知識や留学経験に裏打ちされ、「次作は低予算SF」と笑う彼にニュータイプの監督誕生を予感させる。

 印象的なセリフがある。「おれに株を教えてくれ」と若い暴力団員に聞かれたヒョンスはこう答える。「おれはたばこを吸うが、君には勧めない」。この真意は?

 「実は私は映画を作るために初めて100万ウォン(約8万円)で株を買いました。仕手株で結局、97%のマイナスという散々な結果でした」と笑いながら明かし、こう続けた。

 「企業を支援する長期的な投資は意味があるが、1日に何度も売買を繰り返すデイトレイドはお勧めしません。何の経済的な助けにもなりませんから。今、韓国ではデイトレが過熱気味ですが、法的に見直す必要があると思います」

 韓国経済の“今”を切り取った力作は要必見だ。

産経新聞.com
2010.02.15 Mon l 日本の雑誌・新聞 l top ▲
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